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アーロン・ネヴィル at ビルボード

ビルボードのアーロン・ネヴィルのライブを見に行った。
前回アーロンを見たのは、ニューオリンズ・ジャズ・フェス2005の
ネヴィル・ブラザーズのライブだったので、7年ぶりとなる。

アーロンは1941年生まれなので、今年で71歳。
え……。そんな年だったっけ??

2月にビルボードでみたボビー・ウーマックは44年生まれで68歳。
ボビーのほうが、若いのですね。驚いた。
ボビーは杖をついていたし、声もでなかったね。まぁいいけど。

さて、ライブ・レポートをしよう。

編成は、

アーロン・ネヴィル (Vocals)
チャールズ・ネヴィル(Saxophone)
マイケル・グッズ (Keyboards)
福田 眞國 (Guitar)
デヴィッド・ジョンソン(Bass)
アール・スミス Jr (Drums)

の6人編成。

チャールズが来ているとは思っていなかったので、
勝手にサプライズでうれしかった。
チャールズは、僕がかつて見ていた80年代のビデオと
なんら変わらぬ動きと、フレージングで、安心感があった。
変わらないというのは美徳である。

僕はチャールズのサックスが非常に好きである。
リズム的なアタックがなく、メロディだけでコントラストをつける
シンプルなフレージングがとても性に合う。まぁこれは余談。

さて、アーロンだけど、すばらしいパフォーマンスだった。

僕はアーロンの歌声を聞くと、いつも雪が降っている情景が頭に浮かぶ。
光を帯びて落ちていく大きな雪の粒が、
風に吹かれて、ゆれながら落ちていく様である。

同じファルセット・ボーカルでも、
たとえばアース、ウィンド&ファイヤーのフィリップ・ベイリーなどとは
かなり違った印象だ。

フィリップ・ベイリーはとても直線的である。
さらにいってしまえば、多くのファルセットボーカルは直線的である。

一方の、アーロンはいろいろなところにぶつかりながら
進んでいくイメージがある。
それこそが、アーロンの声のスリルとなっている。

歌声を聴いてから、アーロンの体型を見ると驚くと思うが、
アーロンはとてもマッチョだ。肩は盛り上がっているし、腕も太い。

実は声が太い、というのが非常に信用できるポイントだと、
僕は思っている。

そして、この太い地声とファルセットとの、声の立ち上げ方が同価なのが、
アーロンの歌のポイントなのだろうと思う。
ややマニアックな視点なので、わかりにくかもしれないけど。

さらに、アーロンの映像は昔からみているが、
いつもモジモジしているのがいい。

こうしたモジモジ感はスターにはなかなか出せないものだ。
マイケル・ジャクソンには絶対にできない。
まぁクリーニング屋のオーティス・クレイならできるかもしれないけどね。

このなじまない感じがアーロンのいいところでもある。

もじもじしている間に、
全米NO1ヒットをだしてしまうところが、
アメリカン・ドリームたるゆえんである。

まぁ、ほめてばかりでもしょうがないので、
今回のライブで、あえて言うならば、
曲によって出来不出来がはっきりしていた。
まぁ年なんだろうけど。

大名曲「yellow moon」はキーが原曲よりも低く、
バンドのリズムも悪いので、聞きづらかった。

アーロンのフレージングは短いものを重ねるところに特徴があるが、
それを続けるのはなかなか難しい。集中力がいる。

だから、空間への支配力がふと途切れることもあり、
単調さを感じさせる場面もちらほらあった。

ただ、「TELL LIKE IT IS」 はアーロンの全米NO1ヒット曲だが、
さすがに歌いこんでいるだけあって、
譜割りから何から完成度が高く、美しかった。
体が覚えた記憶は、年をとっても衰えないものだ。

とにかく、
アーロンのホームグラウンド、ニューオリンズで、
もう一度、ネヴィル・ブラザーズを見たい。

ニューオリンズのアーロンは、とてものんびりしていて、
リラックスしていた。


今回は、ライブ終了後サイン会があったので、
メモ帳にサインをもらった。うれしかったなぁ。

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では、おまけにネビル・ブラザーズのライブ映像を。



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# by eiichiwonder | 2012-05-17 00:23 | 音楽